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Overtime Mode

September 22, 12:15 PM

●屋上

(呆然と座り込むフランクにゾンビが襲い掛かる
 間一髪の所でゾンビが撃ち殺される 銃を構えるイザべラ)

イザべラ 「フランク!」
(ゾンビを次々と撃ち殺していくイザべラ)
イザべラ 「フランク!一体どうしたのよ!フランク!」

(イザべラの声に気付き振り返るが、そのまま気絶するフランク)

 ****** ロード ******

●Hideout

(隠れ家で眠っているフランク 目が覚め飛び起きる)

イザべラ 「目が覚めたのね、ああ良かった...。
      私1人でここまで運ぶのは楽じゃなかったのよ。
      あなた屋上で気絶したの」
フランク 「俺が気絶? いや、俺は... 待てよ... それって...」
(立ち上がり言い難そうに歩き回るイザべラ)

イザべラ 「あなた... きっとどこかで感染したのよ...」
(笑い出すフランク)
イザべラ 「感染してからゾンビ化するまでの時間は人によって大きく違うのよ。
      あなたは運が良いわ、フランク。強い抵抗力を持ってるみたい」
フランク 「つまり、その... 君が言いたいのは...
      俺はより長い時間、避けられない運命を待たなきゃいけないって事か?
      (笑いながら)あのさ、それって”運が良い”とは言わないんじゃないか?」
(立ち上がるイザべラ)

フランク 「ヘリは墜落した... もう助けは来ない...
      俺達はもう終わりだ... どんなに悪あがきしようとな」

(しばらく考えて、思いついたように話し出すイザべラ)
イザべラ 「もし... もし、感染を防ぐ方法があるとしたら?
      もし、クイーンの成虫のアラタ体から大量のホルモンを抽出して投与出来たら、
      あなたの血中の幼虫の成長を妨げて、ゾンビ化のプロセスを遅らせられるかも知れない」
フランク 「ちょっと待てよ! 何を言ってるかさっぱり分からないんだが。
      何をすりゃ良いんだ?」
イザべラ 「ある決まった機材が必要。あと、クイーンも... 多ければ多いほど良いわ」
フランク 「分かったよ。(イザべラの手を借り立ち上がりながら) 良さそうだな。
      ここでゴロゴロしながら死ぬのを待つよりはマシだ」

 ****** ロード ******

イザべラ 「モールで掻き集めた機材でどこまで出来るか分からないけど...
      出来る限りの事はするわ」

おまけ

Isabelaの発想はおそらく・・・

発育が活発である幼虫が成虫になる際に生育を停止させるのは、幼虫が成虫になるのにあわせて

アラタ体から分泌される「成長抑制ホルモン」の作用によるものである。

ならば、そのホルモンを大量に抽出し感染者に投与すれば、

その成長抑制ホルモンが感染者の体内にいる幼虫に作用し、その生育を抑制することが出来るかも知れない。

・・・ということではないかと思います。

機材の収集

●North Plaza

(通路から顔をのぞかせるフランク
 カメラと機銃の付いたリモコンヘリが飛んでいる)

●Hideout

(PCをいじるイザべラ)
フランク 「それで... この... 寄生虫の成長を止める薬...
      前に作った事あるのか?それともただの仮説か?」
イザべラ 「私が医療施設で働いてる時、兄に寄生虫を抑制する方法を聞かれたの。
      当然、その頃は直接ホルモンを抽出はしなかったけど。研究所で合成したのよ」
フランク 「じゃあ、アイツは自分のテロ計画から自分の身を守ろうとしてたのか?
      逃げ道が欲しかったってのか?」
イザべラ 「知らないわ... でも彼はここに薬は持って来てない。
      一体何に使うつもりだったのか、サッパリ分からないわ。
      言い訳してるだけと思ってるのかもしれないけど、カリートは私に何も教えてくれなかったのよ」
フランク 「もし... もしこの薬をなんとか作れたとしても、完治するわけじゃないんだろう?」
イザべラ 「たぶん無理ね... 効果が切れた時、
      寄生虫は普段通り成長して、ゾンビ化のプロセスも継続するわ」
フランク 「しょせん気休めだな」
(振り返るイザベラ)
フランク 「ま... 俺の唯一の望みだ」

イザべラ 「もう少しで必要な物が揃うわ。頑張って!」

予備発電機の収集

●Hideout

イザべラ 「機材に関してはこれで十分よ。あとはクイーンだけね」
フランク 「ああ... その事なんだが... その薬は、
      俺が歩く死体になるのをどのくらいの期間防いでくれるんだ?」
イザべラ 「研究期間中には、マトモな医学的研究は出来なかったのよ。
      ある一定限度まで、効力が持続する期間はそれぞれの患者の身体能力に依存するの。
      一年かもしれないし... たった一週間かも... 正確な所は分からないわ」
フランク 「最高だな! じゃあ、俺は歩くゾンビ時限爆弾って訳だ」
イザべラ 「時限爆弾?」
フランク 「どうした?」
(何かを思いついたかのようにPCに向うイザべラ)
イザべラ 「薬の開発が完了したあと、カリートは戦争孤児を救済するNPOの設立に全力を注ぎだしたの。
      私達は丁度50人分の薬を用意出来た。
      その直後、NPOは多くの孤児の引き取り先を見つけたわ。何人分か分かる?」
(PC画面上の孤児リストをフランクに見せるイザべラ)

フランク 「なんてこった...」
(孤児リストが丁度50人目で止まる)
フランク 「つまり、奴はこの子供達を感染させて、君の薬を与えたのか?
      奴は50個の時限爆弾を作り上げたって事か?」
イザべラ 「分からない... 本当に知らないのよ! その可能性はあるけど...」

(赤い印が点在する全米の地図を指差すフランク)
フランク 「見ろよこれ... ニューヨーク、ワシントンDC、LA... 子供達は全米中に散らばってるぞ...
      もし君の仮説が正しければ... 今頃国中がゾンビだらけだぞ!
      最悪の事態だな... 確証がない以上、誰にも警告出来ないしな!」
イザべラ 「今はとにかくホルモンを用意してあなたを治療しないと...」

イザべラ 「大変!発電機が壊れたわ。電力がないと仕事にならないわ。
      どこかに予備の発電機があるはずよ。
      カリートは時計台を倉庫に使ってたわ。そこに一つあるかも知れない。
      準備は良い?時計台を調べて来て、フランク。
      電力がないと仕事が出来ないわ」

●時計台

(時計台のふもとに開いた穴を覗き込むフランク 大量のゾンビで埋まっている)

フランク 「クソッ! もしここが外部に繋がってたとしても、
      このゾンビどもがすんなり通してくれるはずないな...」

●Hideout

イザべラ 「良かった、予備が見つかったのね!これで仕事に戻れるわ」

 ****** ロード ******

イザべラ 「プラン通りなら、必要な機材は揃ってるはずよ。
      成虫のクイーンを持って来てくれれば、始められるわ」

クイーンの収集

●Hideout

(クイーンを一つずつイザべラに渡すフランク)
イザべラ 「これじゃ足りないわ、最低でも10匹は必要よ」
イザべラ 「まだ足りないわ、もっと必要よ」
イザべラ 「あとほんの少しよ、頑張ってフランク」
イザべラ 「あともう少しいるわ、そうすればホルモンは足りるわ」
などなど

●Hideout

(注射器を準備するイザべラ)
フランク 「それを注射するのか?」
(うなずいて、を出すようジェスチャーするイザべラ)
フランク 「OK、先生... さっさと終わらせよう」

(フランクのに注射するイザべラ)
フランク 「少なくともこれでしばらくはゾンビになる心配はしなくて良いんだな」

(注射器を片付けるイザべラ)

フランク 「OK、次の議題だ。 ここから脱出する方法を考えないとな」
イザべラ 「ホルモンを分離してる間...
      成虫の闘争本能を抑制するフェロモンを特定出来たの。
      簡単に言うと、ゾンビはその匂いが嫌いなのよ。
      もう少し時間があれば、そのフェロモンを作れるわ」
フランク 「ゾンビはその匂いが嫌いなのか?
      それを上手く利用して、奴らが近づかないように出来るって言うのか?
      奴らの横を歩いてここから脱出出来るじゃないか!」
イザべラ 「理論的には、そうだけど...」
フランク 「どっちにしろ、何もないよりはマシだ。
      洞窟を見つけたんだよ... ヘリが墜落した場所にな。
      ゾンビで埋まってたけどな、ギッシリと。だが、外に繋がってるかもしれない。
      もしその”ゾンビよけ香水”が上手く行けば... 洞窟内でも安全かもしれないぞ。
      どうする?脱出する用意は出来たか?」
イザべラ 「実験するだけの十分なフェロモンがないの... 一度きりしか使えないわ」      
フランク 「君の言う通りにするさ」

 ****** ロード ******

脱出

●時計台

(洞窟の入り口から中を覗き込む2人)
イザべラ 「なんて事... 凄い数だわ。一体何処に繋がってるのかしら?」
フランク 「さあな... だがゾンビが絶え間なくここから沸いて出てくるって事は、
      どこかに繋がってるはずだ」

(躊躇するかのように洞窟に背を向けるイザべラ)
フランク 「イザべラ、聞くんだ... ここ以外の道は全て軍が見張ってる。
      ここから脱出してカリートの計画を阻止したいなら、この中に入らないと無理だ。
      道はここしかない。別に丸腰って訳じゃない、君の臭い香水があるだろ?」
(呆れたようにフランクに背を向けるイザべラ)

フランク 「君の注射が効果なかったら俺は今頃死んでるんだ。
      香水も必ず効果がある。 俺は信じてる」
(手に持った香水を見て、決意を固めたように)
イザべラ 「分かったわ、行きましょう」
フランク 「よし」

●トンネル

(格子の向こうにジープと特殊部隊員が見える)
イザべラ 「本当にこれで良かったのかしら?」
フランク 「ここにも警備がいるのか...
      あのゲートを開けられれば、連中はゾンビの相手で忙しくて
      気付かれずに横を通り抜けられるはずだ」
イザべラ 「待って!香水が落ちてきたわ。一人分をカバーするので精一杯よ」
(イザベラを背負うフランク)
イザべラ 「ちょっと... 何してるの!?」
フランク 「しっかり掴まってろよ、いいか?外に出たら、何とか車を奪うぞ」

●貯水池

(ジープに乗る二人の前に戦車が現れる)

●貯水池

(戦車を操作するブロック)
ブロック 「戦場に自動機械なぞ必要ない。手動操作に切り替えろ」

(戦車の突撃で横転するジープ)

ブロック 「主砲、狙いをつけろ」
(フランクを狙う主砲)
フランク 「クソッ」
ブロック 「さてと、こいつは何だ?」
(横転したジープの陰で倒れているイザべラを見るフランク)

ブロック 「俺の部下がモールを掃除している時、何処に隠れてたんだ?
      ターゲットの数がはっきりしない作戦ではな、完全な緻密さを確保するのは難しい。
      お前には想像力がある... それがお前の逃避行の原動力だ。
      獲物としては、お前のような連中はゾンビよりもやっかいだな」
フランク 「どのくらいゾンビの事を知ってるんだ?」
ブロック 「Santa Cabeza掃討作戦は俺が指揮を取った...
      あの時に作戦を完了していれば、我々が今ここにいる必要はなかったんだがな...
      この”事件”の後始末に、な」
フランク 「お前には所詮その程度の事なのか?ただの作戦か?何の罪もない人達はどうなる?
      俺達の政府の罪と非人道的研究のせいで...」
ブロック 「俺達の過ちは今回の作戦で始まったんじゃない。
      人道か... 過ちを犯す事に関して、人間は随分と熟練してると証明されてる。
      結局、過ちこそ人間が唯一秀でた点だ。
      まあ、この作戦はまだ終わっちゃいないって事だ。だろう?」

(ゾンビの大群に主砲を向けるブロック その隙を見て殴りかかるフランク)

 ****** ブロックを倒した後 ******

(ゾンビの大群の上に落ちていくブロック
 横転したジープの上で周りを取り囲むゾンビを振り払うイザべラ
 戦車の上で苦しむフランク 突如両手をかざし雄叫びを上げるフランク)

 ****** エンドクレジット ******

フランク・ウェストは、事件の情報を手にウィラメッテの街を脱出する事に成功した。
ニュースは世界中を駆け巡り、結果としてアメリカ政府に、
家畜研究プログラムにおける少なくとも部分的な罪を認めさせる形となった。
しかしながら、ウィラメッテ事件との関連性は認められず、事件は過激派テロリスト・グループの仕業と見なされた。
世界中の人々は、現代のニュース飽和文化からも予想されたように、すぐにウィラメッテ事件の事を忘れていった。
孤児を駒として利用するというカリートの恐ろしい計画の信憑性は、未だにハッキリとしない。

それでもなお、彼は不満を漏らす。
腹は一杯でない、と。

(国内版では「それでもちっともおさまらぬ あいつのおなかはむじんぞう」)

時間切れエンド

寄生の犠牲者になってしまったフランク・ウェストは、間もなくゾンビ化した状態で発見された。
しかし彼の置かれた救いのない状況を考えれば、この大胆不敵なフォトジャーナリストの死は人道的な最後だったと言えよう。

最終更新時間:2006年10月30日 20時38分31秒 {{pageid}}